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ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

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「ひろぽんの南イタリア旅行記」はこちら。

2010-08-23 (Mon)

[life][media] クラシックを聴きながら

さほどのクラシックファンというわけではないのだが、トッパンホールや文京シビックセンターなど近所のホールで廉価なコンサートがあれば、たまには聴きに行く。仕事中のBGMも最近はバッハが多い。FMラジオはクラシック番組が少ないので、もっぱらiTunesということになる。楽曲を購入することもあるが、財政危機のおり(笑)、最近は図書館からCDを借りてくることが多くなった。

「流山市立図書館、音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」を導入」という記事を読んで面白いと思った。調べたら、千代田区立図書館でもすでに同様の試みを行っているという。図書館のIDがあれば、図書館のポータルサイトにログインして、そこからナクソス のクラシックを中心とした3万枚の音楽ライブラリにアクセス、無料で存分に、自宅や職場のPCで聴けるようになるというのだ。

ナクソスは通常は定額制のサービスなのだが、図書館と提携することで無料になる。つまり料金は千代田区の図書館予算が負担することになるのだろうが、千代田図書館は別に区内在住・在勤者でなくてもID(貸出券)を発行してくれる。こんな大判振る舞いがあっていいのものか。

千代田区立図書館の貸出カード

先週の土曜日、早速、九段下の超高層の区役所ビルの上階にある千代田図書館に出かけて、手続きをしてきた。なんともしょぼい貸出券ではあるのだが、まあそれはよしとして。

IDでパスワードを作ってログインまでほんの3分。膨大なリストのなかから選ぶのに困って、とりあえずベートーベンなんぞを聴いてみる。これはなかなかの音質。Flash で画面を生成し、音を再生している。これって今どきどうよ、とも思うが、やむを得ない。当然、Webブラウザを閉じてしまえば、音は消えるが、当方の場合、Mac起動中にSafariを閉じることはまずないので、これは問題にならない。

ナクソスのレーベルに限られるから、そんなに著名な演奏者はいないようだし、すべての楽曲がいい音質とは言えない。演奏がかなり古いものもある。だが、とりあえずBGM的に楽しむには十分なサービスだ。

ナクソスの画面

ただ、この図書館提携の方法では、iPhoneやiPadからの視聴はできない。ナクソスの定額会員になって、専用のアプリをダウンロードする必要があるようだ。

ナクソスは他の音楽ジャンルが少ないと嘆く向きもあるようだが、J-POPなんかを聴きたいのなら、CD屋さんかiTunesストアに行けばよい。ロックの名盤なら、ガツンと大人買いしなさい。ここはクラシック偏重ライブラリで大いに結構なのである。

他にも、「OTTAVA」など、デジタル放送やWeb、Podcastで聴くクラシック専門のステーションも登場してきている。

図書館だったら、茗荷谷にある小石川図書館が充実していることを今日、確認してきた。ここはCD以前のレコードや楽譜などの収蔵もなかなか。もはやアナログ・レコードを視聴する環境が私にはないが、CDだったら、ここで借りて、返すのは区内の図書館ならどこでもいいので、これも活用してみたい。


この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。