ジミン自壊、ミンス圧勝。いかにもブーム的ではある。
私はどちらにも入れていない。ただ、政治は空気のようなものでもあるから、空気の流れが淀みから少しずつ流れ出していく感覚はある。当座の流れの方向は歓迎したいが、中長期的には不安もある。これからタロー・アソーの顔を頻繁に見なくても済むようになるという意味では、気分は軽い。
それはともあれ、日曜の朝7時すぎ、投票に出かけようと思ったら、入場券が見あたらなかった。というか、ここんとこ忙しくて、郵便として受け取った記憶が抜けている。たぶん他の郵便物に紛れ込んでいるのだろうが……。
入場券がなくても投票できるということなので、健康保険証をもって投票所へ。手続きは簡単に終わった。
もし後から入場券が出てきても、住所・氏名でチェックされているから、再投票はできないはず。しかし、本人が投票しないうちなら、身分証明書を所持(または偽造?)した人物が、名前と住所を騙って一回だけは投票できることになる。
この手を使って本人が知らない間に投票されていた、なんていう犯罪、あるんだろうな。今回も小学生を間違って通した、という話は聞いたけれど……。
投票所の出口には、共同通信の腕章を巻いた人がいた。出口調査って、無作為ではあるものの、その会社独自のルール(10人ごととか)があって、誰でもいいというわけではないみたい。自分から「オレ、ここに入れたよ」などと申告しても、たぶん相手にされないのだ。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
「30日の夜、あるイタリアのテレビ・プロデューサーが「民主主義の歴史的勝利をあちこちで祝っている日本人の画像をとってこい」と、カメラマンを外に送り出したのだが、そんな光景はどこにもなかった」(フィナンシャルタイムズ・邦訳版)