新型の豚インフルエンザの感染者が世界各地で確認されている影響で、日本人研究者が海外の学会を欠席したり、日本国内で予定されていた国際的な学会が急きょ中止されたりするケースが出ている。仲間に冷静に対応するよう求めている研究者もいる。
[From asahi.com:学会にも影 渡航自粛で軒並み欠席「なぜ日本だけ…」]
ローマからの帰国便が成田に着いたとたん、他の日本人乗客が一斉にマスクをつけだしたのに、驚いた。団体旅行の観光客で、添乗員から支給されたマスクなのかもしれない。たしかに後日になって、同時間に成田に着いたNW便から国内初の感染者が出たという報告があったが、その時点ではイタリアも日本も感染地ではなかったわけで、「なんなの、この異様な光景は……」と思ったものだ。 翌日、小石川の行きつけのお寿司屋さんで飲みながら海外の話をしていると、私が帰った後に、カウンターにいたイチゲン客が「寿司屋でインフルエンザの話をするなど、常識外れだ」と急に怒りだしたらしい。 別に法を侵してまで公衆の面前に現れたわけでもないし、常識外れを言われる筋合いもない。過剰な反応だと思う。 これだけグローバルに人の行き来が盛んになった時代に、空港の検疫程度で感染症の侵入が防げるとはとうてい思えない。だから検疫体制は必要ないとは言わないが、まるで外敵から身を守るため鎖国をするかのようなメンタリティは、いかがなものか。これもまた日本人のDNAというやつなのだろうか。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
たしかに神経質になりすぎのような気がします。兵庫在住の者なのですが、今日会議のため東京本社に行ったらマスクをせよと言われました。大阪から来た私だけです。マスクをしなければならないと思うならそもそもここに来ていませんって。「じゃあ帰るわ」と会議を放って帰ってきてやりました。すみません愚痴っちゃいました。
同じ島国の放送局BBCが、ちょっと前の成田の様子をお笑い風に流していたそうですね(かの地の空港の無防備な抱擁シーンと並べたりして)。まあ、“平等に抑圧される”チャンスを決して逃しはしない、という感じでしょうか。
これぐらいでは新興感染症は防げないということが判明した、という意味では貴重な体験だと思います。
知り合いの編集者は2泊3日の大阪出張中に感染者が出たとかで、帰京後1週間自宅待機だそうです、なにこれ。思わず昨日は友人とメキシコ料理屋で飲み会をやってしまいました。