«前月 最新 翌月»

ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

2002|10|11|12|
2003|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|
IT | book | cynicism | football | goods | life | media | movie | opinion | photo | politics | sanpo | sports | trip
「ひろぽんの南イタリア旅行記」はこちら。

2009-05-01 (Fri)

[trip] パレルモ

パレルモで想像していたのは、どこか悪徳に満ちて、退廃的な街の様子だったが、実際は南国の健康的な雰囲気、新市街のリベルタ大通りは、あたかも原宿・表参道な感じ。シチリアのパリといってもいいかもしれない。

むろん、人々は身すぎ世すぎをしなくてはならないわけで、その胃袋を支える市場が、市内中心部だけでも3つある。写真はその一つの、Vucciria市場。レモンなど柑橘系と、生魚の臭いに満ちていた。画像の説明画像の説明

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ナラン [新型インフルはイタリアではまだみたいです、訂正。シチリアじゃマフィアに気をつけろ! 走り寄ってきた車の窓に鉄の棒状の..]

_ キース [いやぁ〜、このご時世、海外旅行とは羨ましい限りです。 現状、海外は夢のまた夢の私にとっては、 せめてヒロポンさんのブ..]


2009-05-02 (Sat)

[trip] まだパレルモ

パレルモ2日目、3日目も市街散策。この街はいわゆる観光名所的なものはそう多くはないので、強行軍なら1日もあれば十分に観光できるだろう。しかし私(たち)は、基本的にはのんびり街歩きが好きなので、同じ街路を表から入ったり、裏から入ったり。道に迷ったら、途中のカフェでカプチーノを飲んで休みながら地図を辿るというような、ダラダラとした旅を続けている。

2日目は、映画「ゴッド・ファーザーIII」で有名になったマッシモ劇場の内部を見学。舞台稽古中のホールを覗かせてもらった。この建物は外観も素晴らしいが、ゴージャスかつシックな内部装飾にもうなる。

3日目はメーデーの祝日に当たった。街は観光客相手以外の店は軒並み休みで、ひっそりと静かだ。ところがパレルモ湾に面した、横浜の「港の見える丘公園」の20倍ぐらい広い海浜公園には、家族連れが大勢繰り出している。日光浴したり、サッカーボールを蹴ったり、犬を走らせたり。パレルモの市民生活の一面が窺えて面白かった。

パレルモの人は老若男女を問わず、意外と(といっては怒られるが)おしゃれだ。ミラノ辺りとはちょっと比較できないが、ナポリよりは街中のファッションセンスは高いとみた。私もそれにつられたわけではないが、日本にいたら絶対買わないような渋い紫色のタウンシューズなどを買ってしまった。

公園で、まだ小学生ぐらいのおしゃれな女の子を見つけたので、スナップ。サングラスの掛け方なんてすっかり堂に入っている。

明日5月2日はシラクーサにバスで向かう。

マッシモ劇場劇場の内部公園の女の子

2009-05-08 (Fri)

[trip] 帰国

先ほど、無事に帰国しました。スリにも合わず、失せものもなく、体調は完璧とはいえないけれど、豚インフルにもかからず(ちなみに成田空港の検疫は、欧州帰りということもあるのか、それほど厳しい感じはなく)、南イタリアを堪能してきました。詳細はあらためて。とりあえず帰国のご挨拶まで。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ KYO [お帰りなさいませ。 無事のご帰還、なによりでした~。]

_ Y氏 [無事でなによりというかガッカリ(笑)]


2009-05-11 (Mon)

[trip] タオルミーナ

本日から仕事再開モード。

今回の南イタリア旅行については旅のTips的な情報を含めて、いずれ本ブログか、あるいは別のブログにまとめたいと考えている。日本の世間一般のシチリア島に対するイメージを、私なりに変えていきたいと思っているので、とりわけシチリア島については写真をふんだんに使って、その面白さを伝えられればと思う。

ちなみに今回の主な旅程は、ローマ入り(航空機)→ナポリ(鉄道)→ナポリ滞在中、アマルフィ(船)→ポタジーノ(バス)→ソレント(バス)→ナポリに戻り(鉄道)→それからシチリア島パレルモへ(フェリー)→シラクーサ(バス)→タオルミーナ(バス)→最後は、カターニヤ空港までバスで行き、ローマ経由で飛行機で戻るというもので、都合15泊(機内・船中泊を含む)だった。

写真は山と海が同時に美しいシチリア屈指のリゾート地・タオルミーナの街から見たエトナ山。標高3326m。欧州最大の活火山だが、頂上に雪をかぶる様子はたいそう美しい。この麓で取れたぶどうからつくるワインも美味。雪をかぶるエトナ山

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ bacci [エトナ山が見えてよかったですね。短時間のタオルミーナ滞在で全くエトナが見えず、がっかりした日本人の方も結構いらっしゃ..]

_ ひろぽん [やはりシチリアへも行かれているんですね>bacci エトナの登山列車には乗りませんでした。基本的に平地暮らし(笑)。..]

_ bacci [あれはいい映画でした。死病に耐えての主役俳優も含めて。]

_ うは [シチリア旅行記、とても楽しく読みました!! 実は、新婚旅行でシチリアへ行ったのです。(ゴッドファーザー大好きなので…..]

_ ひろぽん [新婚旅行がシチリアでしたか>うはさん 私もシチリアは初めてなので、3都市だけに絞りました。ほとんど寝て、食って、飲ん..]


2009-05-15 (Fri)

[IT][trip] 旅行記録のWeb

写真が多いんでどうしようかと思ったが、iWeb09 で作成して、それをアクセスの速い他の無料Webサーバ(FC2とか)にFTPして運営することにしようと思う。MobileMe のサイトは以前よりはましになったけれど、やはり大量画像の読み込みが遅いんだよね。スライドショーなどは簡単に作成できて、いいんだけれど。

ページ作成ツールは BiND2 for Weblife のお試し版を使ってみて、けっこうカッコイイんで、つい製品版も注文しちゃったんだけれど、少し使い込んでみると写真の細かいレイアウトに難があることがわかった。マニュアルを読んでないんで、何か tips があるのかもしれないが……。あと Safari 4 beta に対応していないのも問題。

写真の処理は、iWeb09 のほうがはるかに簡単だ。ただ、両者を全体的に比較すると、一長一短ってところだなあ。

というわけで、これからゴニョゴニョするんで、来月初めぐらい(笑)には、「ひろぽんの南イタリアぶらり旅」を公開できる予定。

バナーだけは完成

2009-05-18 (Mon)

[life] 東京インフル

 たしかに感染は広がっているが、軒並み死亡するわけでもないし、少し過剰反応ではないかと思っていた。ただ、なかなか声を出しづらい雰囲気がある。そんなところこんなニュース。日本人の反応に新型インフルを「東京インフルエンザ」と呼ぶ人もいるという。

 

新型の豚インフルエンザの感染者が世界各地で確認されている影響で、日本人研究者が海外の学会を欠席したり、日本国内で予定されていた国際的な学会が急きょ中止されたりするケースが出ている。仲間に冷静に対応するよう求めている研究者もいる。

[From asahi.com:学会にも影 渡航自粛で軒並み欠席「なぜ日本だけ…」]

 

 ローマからの帰国便が成田に着いたとたん、他の日本人乗客が一斉にマスクをつけだしたのに、驚いた。団体旅行の観光客で、添乗員から支給されたマスクなのかもしれない。たしかに後日になって、同時間に成田に着いたNW便から国内初の感染者が出たという報告があったが、その時点ではイタリアも日本も感染地ではなかったわけで、「なんなの、この異様な光景は……」と思ったものだ。

 翌日、小石川の行きつけのお寿司屋さんで飲みながら海外の話をしていると、私が帰った後に、カウンターにいたイチゲン客が「寿司屋でインフルエンザの話をするなど、常識外れだ」と急に怒りだしたらしい。  別に法を侵してまで公衆の面前に現れたわけでもないし、常識外れを言われる筋合いもない。過剰な反応だと思う。

 これだけグローバルに人の行き来が盛んになった時代に、空港の検疫程度で感染症の侵入が防げるとはとうてい思えない。だから検疫体制は必要ないとは言わないが、まるで外敵から身を守るため鎖国をするかのようなメンタリティは、いかがなものか。これもまた日本人のDNAというやつなのだろうか。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ 田中 [たしかに神経質になりすぎのような気がします。兵庫在住の者なのですが、今日会議のため東京本社に行ったらマスクをせよと言..]

_ Circus [同じ島国の放送局BBCが、ちょっと前の成田の様子をお笑い風に流していたそうですね(かの地の空港の無防備な抱擁シーンと..]

_ 長官 [これぐらいでは新興感染症は防げないということが判明した、という意味では貴重な体験だと思います。]

_ jajamaru [知り合いの編集者は2泊3日の大阪出張中に感染者が出たとかで、帰京後1週間自宅待機だそうです、なにこれ。思わず昨日は友..]


2009-05-21 (Thu)

[life] マスク

 マスクのインフルエンザ感染に対する効果とは別の議論として、「マスクしてないのは非国民」みたいな、同調的な強制性が漂う世相に一抹の不安を感じる私です。
 「そうね」と

 まわりに合わせるようになり

 さからう声もとうとう出なくなる

 そしてついに二〇〇七年三月一八日を期して

 出なくなった

 なぜ日本は戦争になったのか 阻止できなかったのか

 ということが

 これで

 よくわかる

 健康増進法と治安維持法

         ──荒川洋治 詩集『実視連星』より

[life] 模擬国連

「ニューヨークであった高校生らの国際イベント「模擬国連」に参加した生徒2人の感染がわかった」

というわけですが、私なんか疑問なのは、模擬国連に参加した他の国の高校生たちの感染状況なんですけど。模擬国連の会場や宿舎が感染源の一つだとすると、当然、一定の率で他の国でも感染者が出ていそうなもの。

模擬国連のイベントに何人参加したかは知らないけれど、発症者が日本人2名だけだとすれば、逆に感染率はそう高くないとも言えるわけで。

誰か知ってる?


2009-05-27 (Wed)

[life] 霞んでみえる

先々週までフィリピンのボラカイ島でダイビングしていた人と、昨日一緒に仕事。霞が関ビルの喫煙室で二人でぼーっと外を眺めながら、「東京の景色がなんか霞んでみえるんだよなあ」と呟いたら、いたく同感された。

南欧のリゾート地のもつニコチン効果みたいなのが、まだ身体から抜けていない。いや、抜けかかっているからこそ、乾きつつある身体が再びそれを求めている。

[life] タスポにタスけられる

タバコといえば、今日はそのおかげで助かった。 錦糸町にある保険大手のAIGタワーで取材があったんだけれど、外来者は入館にあたって「写真付きの身分証明書」の提示が求められることを忘れていた。

私は世界でも数100人しかいないといわれる「運転免許証なし and 麻疹にかかったことがない」希有な人物だ。「免許証ないんですよねえ」と言うと、受付嬢も困った顔をする。

先週も筑波のJAXAの取材で、同様のことを求められたのが、なぜかこのときはパスポートを鞄の中に入れていたので事なきを得た。しかし、パスポートってふつう国内で持ち歩くものじゃないしなあ。

頭髪にかかわるツッコミは即削除します さて、どうしたものか。ふと「タスポでもいいですか?」と聞いたら、OKだった。住所こそ記載されていないけれど、いちおう取得にあたっては健康保険証などのコピー貼付が義務づけられていた。もちろん、写真も貼ってある。

タスポって、身分証明書替わりになる(こともある)んだね。というお話。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [それって単に遊びたいだけ みたいな (^^)]

_ kazutana [私も運転免許証無しです。なので常時パスポートを持ち歩いています。]

_  [免許証もない、パスポートも失効している。タスポ作るか?]

_ Y氏 [タポス作るくらいなら普通煙草止めると思うけどなぁ(笑)]


この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。