先週土曜日、文京シビックセンターでの公演。「カルメン」。アントニオ・ガデスは名のみぞ知る人で、彼の遺志を継いだ舞踊団の公演をみるのは初めて。
むろんオーケストラはなく、ビゼーの音楽はテープ演奏なのだが、それを補って余りあるフラメンコギターと合唱。そして何よりも美しい身体と、光と影の交錯。もちろん踊りもそうだが、完成度の高い舞台構成に中年男もついうっとりしてしまう。団員が横一列に並び、あたかも調律された楽器のように、会場の拍手に、こちらまた拍手で応えるアンコールシーンも素晴らしい。
2003年のアンダルシア旅行では、観光客向けの洞窟フラメンコをみたし、私もつられて一緒に踊ったりしたのだが、むろん、フラメンコの名こそ一緒だが、あれとはまた異次元の世界ではある。
ガデスは反フランコを貫き、キューバ革命を一貫して支持した。その銅像がハバナ旧市街の広場にあるという。知らなんだ。カテドラル広場はたしか歩いたはずだから、見ているかもしれないのだが。
ドーム周辺をお散歩。
posted by (C)hiropon
仲間とこの土日、草津温泉へ1泊旅行。草津は以前、高級旅館の取材で来たことがあるが、共同の露天風呂や銭湯をはしごするのは初めて。往路の途中「川原湯温泉」にも立ち寄る。あと数年もするとダムの底に沈んでしまうひなびた温泉街だ。
草津は500平米もの広さの「西の河原露天風呂」というのが気に入った。春の陽を浴びながら、昼間っから露天風呂ってのはのんびりするなあ。
温泉街には意外と若いカップルが多いので驚いた。海外など行かず、近場の温泉で「ぽけっ〜」とする若者が増えているというのは聞いていたが……。「ぽけっと」族になるのは、おっさん・おばさんになってからでいいのにね。
日曜は好天でこのまま帰るのがもったいなく、どこかへ寄っていこうということになり、なぜか浅草へ。屋台通りで飲んで、これまた「浅草観音温泉」へ。ここも初めて。レトロなり。
『ワルキューレ』の一番のポイントは、史実に基づいた作品だということです。ナチスドイツやヒトラーをテーマにした映画は数多くありますが、「ドイツ内にもナチスに対するレジスタンス運動があった」こと、さらに「ナチス政権の中枢にいる人たちが関わった大胆な暗殺計画が実行された」ことまで描いた映画は、ほとんどなかったのでは?「ほとんど……」と逃げているが、2004年にテレビ用映画として『オペレーション・ワルキューレ』という作品がドイツで製作され、日本でもDVDが販売されているのを知らないのか。WoWoWでも先週の日曜日に放映されたようだ。トム・クルーズ版の映画紹介を読む限り、ほとんど同じストーリーだ。たしかに知名度ではトム・クルーズには負けるが、『オペレーション……』主演のセバスチャン・コッホ(後に『ブラックブック』『善き人のためのソナタ』などに出演)の演技は見事だった。 他にもこのヒトラー暗殺計画を描いた映画は複数存在する。そのことを、多くのメディアがあえて無視している。「知られざる史実の初めての映画化」というニュアンスをキャッチフレーズに入れて封切りを盛り上げたい一心なのだろうが、こうした過去の作品に敬意を表しない態度は、たとえ配給会社の宣伝マン(と化したライター)とはいえ、いかがなものか、と思うのである。 ナチス抵抗ものの映画に一定の関心をもつ私ではあるが、そういう事情もあったりして、トム・クルーズ版にはあまり食指が動かないのだ。
_ 宮澤 [「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」はいい映画だったよね。あれも史実に基づいているのだ。「ドイツ内にもナチ..]
年収130万円の大学非常勤職員。仕事内容はよくわからないんだが、これじゃ食えないよなあ。大学という階級社会の底辺労働者? ビラじゃなくて「挑戦状」というのがすごい。youtubeでストライキの状況を報告。年収1700万円の理事と差し違える覚悟を語る言葉は、切実に生きていて、それでいて、なんかとっても楽しそうだ。なんたって労組名が Union Extasy だものな。プレカリアート的闘争文化というべきか。グッと来ます。
オレもこういう本を読むようになったんだなと、ある意味、年齢を実感する読書体験。しかし、面白いですよ>とりわけ、B級グルメと、昼酒、昼湯が好きなご同輩。
「もつ煮込み」という料理の特性についてももちろん語られているのだが、それ以上に「もつ煮込みが美味い居酒屋がある街は面白い」というのが、著者のスタンスというか、審美の基準なのである。
浅草橋、阿佐ヶ谷、小岩、新橋地下街、立石、浅草、赤羽、北千住、森下・門仲、銀座、上野、神楽坂、三ノ輪、日本堤、八広、鐘ヶ淵、曳舟、町屋、大井町……。いやあ、こんなにも東京にはいい居酒屋があるんだなあ。私は列挙される町や店をほとんど知らないのだが、先日、KT氏に引率されて行った浅草ホッピー通りや、今度行く予定の葛飾・立石にも触れられていて、なおさら興味深い。著者の坂崎重盛氏はアルフィーの坂崎幸之助の叔父さんだという話は、日曜日のNHK「週刊ブックレビュー」で知ったこと。
読み終える途中から、猛烈にもつ煮込みを食いたくなった。ホッピーを飲みたくなった。というわけで、北風の中、小石川の「遠州屋」と、いつもの「一文」をハシゴ。遠州屋は実は小石川に来て、初めての訪問だったのだが。
_ Y氏 [ずばり「廃人への道」(笑)]
090326谷根千散歩 |
_ kazutana [そう言えば、明日のアド街ック天国は谷根千だとか。]
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
_ Y氏 [試行錯誤してますね (^^;]
_ Y氏 [RSSなんかおかしくない?]
_ ひろぽん [おかしい。mixi で二重に表示される。わからん。]
_ Y氏 [mixiの問題じゃなくって、RSS作る所でおかしくなっているような。 長官に見てもらったら?]