«前月 最新 翌月»

ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

2002|10|11|12|
2003|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|
IT | book | cynicism | football | goods | life | media | movie | opinion | photo | politics | sanpo | sports | trip
「ひろぽんの南イタリア旅行記」はこちら。

2009-03-02 (Mon)

[life] アントニオ・ガデス舞踊団

先週土曜日、文京シビックセンターでの公演。「カルメン」。アントニオ・ガデスは名のみぞ知る人で、彼の遺志を継いだ舞踊団の公演をみるのは初めて。

むろんオーケストラはなく、ビゼーの音楽はテープ演奏なのだが、それを補って余りあるフラメンコギターと合唱。そして何よりも美しい身体と、光と影の交錯。もちろん踊りもそうだが、完成度の高い舞台構成に中年男もついうっとりしてしまう。団員が横一列に並び、あたかも調律された楽器のように、会場の拍手に、こちらまた拍手で応えるアンコールシーンも素晴らしい。

2003年のアンダルシア旅行では、観光客向けの洞窟フラメンコをみたし、私もつられて一緒に踊ったりしたのだが、むろん、フラメンコの名こそ一緒だが、あれとはまた異次元の世界ではある。

ガデスは反フランコを貫き、キューバ革命を一貫して支持した。その銅像がハバナ旧市街の広場にあるという。知らなんだ。カテドラル広場はたしか歩いたはずだから、見ているかもしれないのだが。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [試行錯誤してますね (^^;]

_ Y氏 [RSSなんかおかしくない?]

_ ひろぽん [おかしい。mixi で二重に表示される。わからん。]

_ Y氏 [mixiの問題じゃなくって、RSS作る所でおかしくなっているような。 長官に見てもらったら?]


2009-03-06 (Fri)

[life] 朝、早く起きたので

ドーム周辺をお散歩。P1010135
posted by (C)hiroponP1010115

[life] 宝積寺

という駅がJR宇都宮線にあって、その近辺にあるキリンビールの工場に、昨日、女性の醸造部長さんを訪ねた。できたてのビールをご馳走になれるかと思ったら、それはなくて、期待を外していたら、帰りがけお土産に缶ビール2本をいただいた。最近のビールは、ほんとのビールやビールもどきが多種多様に出ていて、しかもほんとのビールの旨味の秘訣はプリン味だったことがわかったりして(ちょっと違うが)、わけわからんことになっていて、要はあまり飲まないのだが、ともあれキリンビールは私が最初に嗜んだ酒の味なので、これからも頑張ってほしいと思う。

で、宝積寺の駅なのだが、田舎駅にしてはコジャレたショッピングモールが駅前広場にあったりする。平日の昼間で繁盛というにはほど遠かったが、大谷石の蔵をイメージするデザイン。隈研吾作品だとか。ビール工場に向かう途中にも、土蔵を大谷石で建てた家をよくみかけた。やはり産地だからなんだろうね。

宝積寺の駅舎自体も、天井に奇妙なひし形の木の造形。驚いて思わず写真を撮ってしまいました。 駅階段の天井がこんなことに「ちょっ蔵広場」というんだそうで

[life] 更新テストです

テス、テス、テス……本日は雨なり。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ 長官 [RSSのテスト]

_ Y氏 [まだ駄目かな?]

_ ひろぽん [更新してみました。RSS、どないやろ。]

_ 長官 [もう一度テスト]

_ Y氏 [じゃ僕も(笑)]


2009-03-08 (Sun)

[life] 別れと昼酒

仕事で大変お世話になった大先輩の告別式。町屋斎場にて。

前日の通夜には700人が参列したという。告別式にも200人ほど。影響力のほどを偲ぶ。

参列した知り合い3人で西日暮里まで出て、精進落としというか、少し飲むつもりが、昼の酒は酔いが激しく、けっこうな感じで、ただいま酩酊中。私はタクシーで帰還したが、他の2人はどうなっただろう。

これから一寝入りして酔いを醒まします。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [週末ゆっくり飲もうぜ 元気出しなよ]


2009-03-10 (Tue)

[life] 日記検索

tDiary のバージョンを上げて、日記の全文検索ができるように再設定してもらったが、まだなんかおかしいみたい。

頭が、4月のシチリア旅行のことで、だんだん膨れあがってきた。その前に週末の温泉旅行。その前に原稿を何本か。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [取り敢えずは直ったようね (^^]


2009-03-16 (Mon)

[life] 温泉な二日間

仲間とこの土日、草津温泉へ1泊旅行。草津は以前、高級旅館の取材で来たことがあるが、共同の露天風呂や銭湯をはしごするのは初めて。往路の途中「川原湯温泉」にも立ち寄る。あと数年もするとダムの底に沈んでしまうひなびた温泉街だ。川原湯温泉春霞の中を往く草津・湯畑

草津は500平米もの広さの「西の河原露天風呂」というのが気に入った。春の陽を浴びながら、昼間っから露天風呂ってのはのんびりするなあ。

温泉街には意外と若いカップルが多いので驚いた。海外など行かず、近場の温泉で「ぽけっ〜」とする若者が増えているというのは聞いていたが……。「ぽけっと」族になるのは、おっさん・おばさんになってからでいいのにね。

日曜は好天でこのまま帰るのがもったいなく、どこかへ寄っていこうということになり、なぜか浅草へ。屋台通りで飲んで、これまた「浅草観音温泉」へ。ここも初めて。レトロなり。なぜか浅草の銭湯温泉へ昭和32年からの建物


2009-03-18 (Wed)

[life] 風邪かな

昨晩以来、妙に体がだるい。今日午前中は仕事がなかったので、近所の床屋で散髪。咳、微熱あり。ただ悪寒がするほどではない。女性理容師の柔らかい手でマッサージされながら、瞬間うたた寝。床屋で午睡するのは、私のかけがえのない楽しみの一つだ。

午後から音羽あたりで打合わせ。春の陽気につられて歩いて向かう。ただ打合わせが始まるころから、ちょっと咳が苦しくなる。事務的な話は終わり、最後のころは雑談のような、ブレストのような感じになったので、早く終えたかったのだが……。同行者と江戸川橋で焼肉を食い、ジンロで精をつけながら、風邪薬を飲んだ。今日は早く寝よう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_  [いかがですか? カゼはこの週末に直してね。 打ち上げには万全の体調でお願いします。 もしかして、花粉と黄砂の影響?]

_ ひろぽん [風邪の進行は止まっています。カフナーでも黄砂症でもないはず、なんですがね。]


2009-03-19 (Thu)

[movie] ハリウッド版ワルキューレ

トム・クルーズ主演で話題になっている映画『ワルキューレ』。明日から公開ということで、いっせんにメディアの番宣が始まっている。 たとえば「BPnet セカンドステージ」の映画欄の紹介
『ワルキューレ』の一番のポイントは、史実に基づいた作品だということです。ナチスドイツやヒトラーをテーマにした映画は数多くありますが、「ドイツ内にもナチスに対するレジスタンス運動があった」こと、さらに「ナチス政権の中枢にいる人たちが関わった大胆な暗殺計画が実行された」ことまで描いた映画は、ほとんどなかったのでは?
「ほとんど……」と逃げているが、2004年にテレビ用映画として『オペレーション・ワルキューレ』という作品がドイツで製作され、日本でもDVDが販売されているのを知らないのか。WoWoWでも先週の日曜日に放映されたようだ。トム・クルーズ版の映画紹介を読む限り、ほとんど同じストーリーだ。たしかに知名度ではトム・クルーズには負けるが、『オペレーション……』主演のセバスチャン・コッホ(後に『ブラックブック』『善き人のためのソナタ』などに出演)の演技は見事だった。

他にもこのヒトラー暗殺計画を描いた映画は複数存在する。そのことを、多くのメディアがあえて無視している。「知られざる史実の初めての映画化」というニュアンスをキャッチフレーズに入れて封切りを盛り上げたい一心なのだろうが、こうした過去の作品に敬意を表しない態度は、たとえ配給会社の宣伝マン(と化したライター)とはいえ、いかがなものか、と思うのである。

ナチス抵抗ものの映画に一定の関心をもつ私ではあるが、そういう事情もあったりして、トム・クルーズ版にはあまり食指が動かないのだ。
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ 宮澤 [「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」はいい映画だったよね。あれも史実に基づいているのだ。「ドイツ内にもナチ..]


2009-03-21 (Sat)

[life] 金曜日、恵比寿

で飲みました。若いカメラマン、デザイナー夫婦らと。1軒目は彼らがときどき行くという、1階は立ち飲み、2階がテーブル席の、焼き鳥系の居酒屋。2軒目は新宿でときどき私がお世話になっていたお店のオーナが恵比寿に展開するバー。BAR TRACK案内通知は2年ほど前にいただいていたが、訪れるのは今回が初めて。新宿よりはスペースが広い。ロック系バーというべきか。ネットでは店の応対に不満をぶちまける書き込みがあったが、意外といいバーではないかと思う。TALISKER10年ものをボトルで空ける。


2009-03-22 (Sun)

[life] 土曜日の植物園

春の陽気につられて午前中、小石川植物園。早咲きの種は別として桜はまだ。

夜は神泉「鮨泉」。ご主人からバブル以降すっかり様変わりした界隈の様子を聞く。花街にはかつて数百人の芸者衆がいたという。人と街に歴史ありだな。


2009-03-23 (Mon)

[life] 京都大学時間雇用職員組合

年収130万円の大学非常勤職員。仕事内容はよくわからないんだが、これじゃ食えないよなあ。大学という階級社会の底辺労働者? ビラじゃなくて「挑戦状」というのがすごい。youtubeでストライキの状況を報告。年収1700万円の理事と差し違える覚悟を語る言葉は、切実に生きていて、それでいて、なんかとっても楽しそうだ。なんたって労組名が Union Extasy だものな。プレカリアート的闘争文化というべきか。グッと来ます。

[book] 『東京煮込み横丁評判記』坂崎重盛(光文社)

オレもこういう本を読むようになったんだなと、ある意味、年齢を実感する読書体験。しかし、面白いですよ>とりわけ、B級グルメと、昼酒、昼湯が好きなご同輩。

「もつ煮込み」という料理の特性についてももちろん語られているのだが、それ以上に「もつ煮込みが美味い居酒屋がある街は面白い」というのが、著者のスタンスというか、審美の基準なのである。画像の説明

浅草橋、阿佐ヶ谷、小岩、新橋地下街、立石、浅草、赤羽、北千住、森下・門仲、銀座、上野、神楽坂、三ノ輪、日本堤、八広、鐘ヶ淵、曳舟、町屋、大井町……。いやあ、こんなにも東京にはいい居酒屋があるんだなあ。私は列挙される町や店をほとんど知らないのだが、先日、KT氏に引率されて行った浅草ホッピー通りや、今度行く予定の葛飾・立石にも触れられていて、なおさら興味深い。著者の坂崎重盛氏はアルフィーの坂崎幸之助の叔父さんだという話は、日曜日のNHK「週刊ブックレビュー」で知ったこと。

読み終える途中から、猛烈にもつ煮込みを食いたくなった。ホッピーを飲みたくなった。というわけで、北風の中、小石川の「遠州屋」と、いつもの「一文」をハシゴ。遠州屋は実は小石川に来て、初めての訪問だったのだが。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [ずばり「廃人への道」(笑)]


2009-03-25 (Wed)

[life] 夜な夜な飲み歩く

はい、おおそれながら連チャンで飲んでます。

火曜日は畏友AS氏の誕生会を「一文」にて。

水曜日は某社のPR誌の打ちあげを、HR氏推薦の東上野「富貴花」で。

上野駅裏手の暗がりの、チープなラブホの地下一階に佇む、20名も入れば一杯の小さな中華レストランだが、前菜に出てきた豚レバーの味に驚いた。その驚愕はデザートの杏仁豆腐のムースに至るまでずっと続いた。厨房のシェフと対話しながら、創作意欲に溢れ、かつ洗練された中華料理を味わえる。隠れたチャイニーズ・ニューウェーブではある。
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ Y氏 [「一文」これってなんて読むの?「2.5 センチメートル」じゃないよね?(笑)]

_ ひろぽん [ふつー「いちもん」だべ。]

_ Y氏 [> ふつー それってひろぽんさんの「ふつー」でしょ? (^^]


2009-03-26 (Thu)

[life] 谷根千散歩予行演習

明日が本番だが、天気もいいし、暇だったので「へび道」あたりをのたりくたり。

「よみせ通り」から千駄木の「古書ほうろう」へ。ここは初めて入るが、噂通りよい品揃え。斎藤忠徳の東欧をめぐるフォトエッセイ集『一瞬の光、一瞬の闇』(兼六館出版)を購入。「動坂下」まで出て、AS氏の店には寄らず、動坂を上り、白山を抜けて、蕎麦を食って帰ってきた

090326谷根千散歩
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ kazutana [そう言えば、明日のアド街ック天国は谷根千だとか。]


2009-03-30 (Mon)

[life] 形而上的土蔵

近所を散歩していたら、こんな土蔵を見つけた。「形而上」という哲学用語を翻訳・創案した明治期の哲学者・井上哲次郎の旧書庫だったという。別に土蔵づくりの建物は珍しくないが、この小石川三丁目あたりも戦災に遭い、隣接家屋は焼失したものの、この土蔵のみは収蔵物品も含めて無事だったという、都指定史跡の説明文に興味を惹かれた。いわば地上シェルターみないなものだったのだろう。 画像の説明

この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。