昨夜は「メディアスクラム」とはこういうものかと、あらためて実感。
駅のホームでカメラを掲げて突進するフォワード。他社のタックルを果敢に引きはがす。怒号は警察官のものか。女性の悲鳴さえ聞こえる。何が彼らをそこまでさせるのか。浅野健一氏によればこういうのは「メディアフレンジー」と呼ぶのが正しいそうではあるが……。
一方、テレビ中継画面の後ろでVサインではしゃぐガキどもも、あれは宮崎勤事件のころからだろうか、常態化してきた。行徳署前なぞ、ジャージはおって、サンダルつっかけてきたような近所の連中がわらわらと。まあ、容疑者が新幹線と車で、どんどんこちらに向かっているのをテレビで全国中継されれば、「いっちょ見てくっか」「テレビにでも映ってくるか」ってことにもなるんだろうが……。
事件に熱狂する人々と、それを深夜のテレビで見ている私も含めて、群衆心理というものがある。羞恥という感覚が一瞬消えるとき。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
異説 数学者列伝 ちくま学芸文庫 がおすすめです。
リーマン予想・天才たちの闘い http://www.nhk.or.jp/special/onair/091115.html
おお、ありがとうございます。