先日顔を出した金時鐘さんを中心とした詩と音楽・舞踊のイベントの打ちあげで、ひょんなことから映画監督・黒木和雄の話題が……。先日、戦争レクイエム三部作の『父と暮らせば』(宮沢りえ/原田芳雄主演)をDVDで観て、いたく感動しておっただけに、タイムリー。
しかしながら、黒木和雄はその初期作品を私はちゃんと観ていない。いや、戦争レクイエムも『美しい夏キリシマ』が未見だし、遺作『紙屋悦子の青春』も観ていない。
最近の作品はTSUTAYAで借りられるとはいえ、初期のものはそう簡単ではない。そこで「初期傑作集 DVD-BOX」というのをヤフオクで探して落札。『とべない沈黙』(1966年)『キューバの恋人』(69年)『日本の悪霊』(70年)の3つがセット。近年、ATG映画が再評価されているというが、それを語るには外せない監督。8月は黒木月間とすることにしよう。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。