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ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

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2006-07-25 (Tue)

[trip] ベルリン点描2──テレビ塔

かつて東ベルリンを象徴したテレビ塔(Berliner Fernsehturm)は壁の崩壊後も、統合された首都ベルリンのシンボルとして生き延びている。W杯期間中は展望台のところが、サッカーボールのようにペインティングされていた。

1969年10月の完成。塔の高さは365mでモスクワのテレビ塔(537m)に次いで、欧州で2番目という。塔のデザインはまるで串刺し団子で、遠くからみるとどことなく可愛らしい。塔の内部のデザインも、私には野暮と粋がないまぜになった70年代的モダンを感じさせた。そもそもテレビ塔という言葉の響きがどこか懐かしいのだ。

滞在したマンションの窓からもよく見える。見上げるだけではつまらなく思えてきて、とある夕刻、アレクサンダー広場まで出かけ、地上200mのところにある展望台まで昇ってみた。

ベルリンは地理的には「ワルシャワ・ベルリン源流谷」と呼ばれる幅広い低地に、13世紀ごろ拓かれた都市だ。全体に平べったく、いま市中心部は近代的なビルと社会主義時代の規格化された住宅アパートが混在している。その中心部からは広い道路が放射状に展開し、郊外化している様子が、テレビ塔からもよくわかる。

壁のあった時代も当然この展望台は東ベルリン市民に開放されていたのだろう。彼らは壁の向こうの西ベルリンをどんな思いで見下ろしていたのだろうか。

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この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。