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ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

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「ひろぽんの南イタリア旅行記」はこちら。

2006-05-02 (Tue)

[life] エルニド

海外取材企画を立ててくれといわれ、「こんなとこがいいんじゃないのぉ」と言ったら、それがそのまま通って、15日からフィリピンのエルニド島へ。水上コテージに泊まり、ラグーン巡り、ケービング、スキューバにフィッシング etc……なんか遊びのような仕事のような、よくわからん取材だけど、行ってきま〜す。


2006-05-05 (Fri)

[life] CRUMPLER

デジタル一眼と交換レンズそしてPowerBook を持ち歩くSinking Barge(沈む艀)という愛称が意味深人のためにというキャッチにクラっと来て、ポチしちまった……


2006-05-15 (Mon)

[life] 南島へ

毎度のことながら海外出張前の原稿に徹夜で追われる。ちょっと残っちゃったなあ。南の島で原稿書きかよ。台風の状態がどうなっているか、それも心配。


2006-05-17 (Wed)

[trip] EL NIDO 1

画像の説明フィリピン、エルニド島ミニロック・リゾート。クラブハウス前あたりに無線LANが来ておりました。というわけで、ランチ食いながらワンショット。
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 小石川T [優雅な取材ですね。こちらはバタバタしています。もう19日だから、日本ですか?]

_ 大笑 [チョイ悪親父は海外でも健在ですねヽ(^o^)丿 横に女性がいるのでは? いれば、さまになりますよ〜!!\(◎o◎)/..]


2006-05-21 (Sun)

[trip] エル・ニド2

フィリピンの「エル・ニド」という地名を聞いたことのある人は何人かいたが、私の周囲でそこへ行ったことのある人は皆無だった。マニラからドルニエ型の小型プロペラ機に乗って1時間でパラワン島のエル・ニドという村に着く。そこからフィリピン名物のジープニーで、舗装もされていない道を20分ほど。沿道がエル・ニドという小さな村だ。裸の子どもたちが犬を追っているような貧村に見えるが、立派なカソリックやパブティストの教会はある。

小さな漁港があって、そこからエル・ニドリゾートの「ミニロック」あるいは「ラゲン」へと観光客を運ぶ船が出る。行きはふつうのモーターボートだったが、帰りは舷外浮材のついたアウトリガー型のモーターボートだった。

ミニロックは多島海の小さな島の一つだ。「小さな岩」という意味かと思ったが、スペルは「Miniloc」。80年代に日本の日新製糖という砂糖会社がフィリピン資本と合弁でリゾート開発をした。バブル経済の時代にはよくあった話で、その後日本資本は撤退し、いまはマニラに本社のある Ten Knots Development Corporation という会社が運営している。この会社には豪州資本や韓国資本が入っているような話も聞いたが、詳細は不明だ。2年前までジェネラル・マネージャーは日本人だったが、いまはオーストラリア人のマネージャーで、この人とは行きのボートで一緒になった。

「Welcome to El Nido!」。エチエンヌというフランス風の名前をもつ彼は我々に元気よく声を掛けてくれたが、こちらは天気のことばかりが心配で、いまだそのときはリゾート気分になれないでいた。コバルトブルーの海と空が、当面、今回の仕事のマスト・アイテムだったのに、数日前までマニラ上空にはでかい台風が鎮座しており、それが去った後もパラワン島の海は、どんよりと曇り空の下にあったからだ。(つづく) ミニロックの入江にて

2006-05-23 (Tue)

[trip] エル・ニド3

「ミニロック島」も、もう一つの「ラゲン島」も、その島というか岩礁というかには、水上コテージを含むいくつかのコテージとクラブハウスがまとまってあるだけで、他には宿はない。宿がないどころか他に店一つないのである。

そのリゾート内にいる限りは、チップフリーであるのはもちろん、アルコール以外の飲食やスポーツ・アクティビティへの参加も無料。お土産などを買うにしても最終日にクレジットカードで清算すればいいので、現金は1ペソたりとも必要ない。

こうしたクラブ形式のリゾートというのは初めての経験だったが、まあ、楽と言えば楽。街で買い物したり、レストランを探す楽しみはないけれど、そのぶん、思う存分、アクティビティで汗を流し、くつろいでくださいというスタイルなのだろう。

部屋は籐や藁で編んだ、写真のような、南洋の民家風。テレビは個室にも、クラブハウスにもないが、無線LANだけはクラブハウスの半径10mぐらいの範囲まで来ている。まあ、いまどきのリゾート客には、TVなし、Internet 使い放題というのは最適の環境といえるかもしれない。コテージに宿泊

ともあれ、私たちは色々とアクティビティ・シーンの写真を撮らねばならない。曇り空の下を早速ラグーン巡りにでかける。参加者の希望を募って、小舟で10分ほど。小舟には人数分のカヤックを繋いで引っ張っていく。ラグーン──ここでは、珊瑚環礁によって囲まれた海面を指す──に到着すると、カヤックを自分たちで漕いでラグーンの中に入っていくのである。カヤックでラグーン巡り

ラグーンの中には、写真のように大きな岩が水門のようになっていて、満潮時には入口が閉ざされるため、カヤックでは中に入れないものもある。水が引いた時間帯を狙って、しずしずと入っていくのだ。

天気が良ければ、水面はいっそうコバルトブルーに輝き、透明度の高い水の下にはサンゴの大群が群れなす姿を見ることができたろう。天気がいまいちなのが残念だった。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ 小石川ぢ [マラリアは、熱帯地方にいる夜間吸血性の雌ハマダラカに媒介されるマラリア原虫により感染します。熱帯熱マラリア原虫、三日..]


2006-05-24 (Wed)

[trip] エル・ニド4

島の天気は変わりやすい。3日目にようやく晴れだし、パングラシアン島というところでのピクニック・ランチ風景をようやくおさめることができた。前日この島にロケハンに行ったときは、激しいスコールに見舞われてボート上で全身ずぶ濡れ。しかし、稲光のする嵐のような海をボートで全力疾走というのは、それはそれでワイルドな感じがして楽しかった。パングラシアン島ココナツの葉で帽子づくり

エル・ニドリゾートでの最大の発見はなんといっても、現地のスタッフの人柄であろう。カメラのM氏曰く「人のそのままの形が残っている」島。なかでもマリンスポーツのスーパーバイザーの Jeff は、運動神経抜群、気さくで明るくて、そのきめ細かな気遣いは我々を感動させてくれた。マニラに家族を残して赴任しており、我々のアテンドが終わると、久しぶりの休暇でマニラに帰れると喜んでいた。Jeff

日本語通訳も兼ねる Vim 嬢は、少々恥ずかしがり屋の褐色の美女。実際、Ten Knots 社が作成した今年のエル・ニドのカレンダーではモデルも務めている。大阪で勉強したという日本語はまだ完ぺきとは言えないが、我々の仕事の性格をよく理解して、適切なサポートをしてくれた。Vim


2006-05-26 (Fri)

[IT] radioSHARK

USB接続のFM/AMラジオチューナー radioSHARK を楽天のショップから購入。送料込み約1万円。どんなものかは、この方のblogに詳しいが、私の場合、何の用途かといったら、NHKのラジオ語学講座の視聴と録音のためである。スピーカーはついていない

英会話は何度もチャレンジしているが、日常的に使わないのでなかなか上達しない。しかし海外旅行から帰ってくると、能力不足を痛感し、NHKのテキストを買い始めるといういつものパターンである。それを、今回はMacに番組をダイレクトに予約録音し、それを iPod に転送し、外出先でも反復練習できるようにして、なんとか勉強を習慣づけようという魂胆だ。実際勉強するかどうかはともかく、この一連の作業を、radioSHARK は自動的にやってくれる。付属のソフトウェア

サメの背びれ型の筐体は、通常ブルー、録音時にはレッドに灯るランプともあいまってなかなかに美しいデザインだ。コントロールはすべてMac側のソフトで行う。音質はAAC4段階とAIFF形式から選べるが、AMラジオの語学番組であれば容量/パフォーマンス的に、AAC Good(96kbps)の設定で十分だ。

FMチューニングには Standard と Japanese という2つの設定がある。Standard では国内のFMラジオ局のレンジから外れるため同期させることができない。唯一、NHK総合とNHK教育のテレビの音声が捕捉できるのみ。

Japanese 設定にすると、レンジ幅はちゃんと国内FM放送をカバーするのだが、なぜかどの局とも同期ができなかった。これはハードウェアのバグまたは仕様のようにも思われる。ソフトの改修でなんとかなればいいのだが、ま、私の目的からすると FM が聴けなくても問題はない。

iTunes との連動は非常に便利だが、このとき、保存する音声ファイル名が日本語だと iTunes への自動転送に失敗する。ファイル名を1バイトにすれば大丈夫。予約録画の設定もこの点に気をつける必要がある。


2006-05-29 (Mon)

[trip] エル・ニド5

画像の説明画像の説明画像の説明画像の説明画像の説明 mixi にあげた写真と一部かぶるけれども、エル・ニドはこんなところでした。晩年は、2カ月に一度ぐらい、世界のこういう場所に数日ずつ滞在して、ふんにゃらほんにゃら駄文を弄して食べていくというような、で、気づいたらきちんとスーツを着たまま、ビーチパラソルの下で眠るように死んでいたみたいな、どこぞの音楽家のような、そんな感じで生涯を終わりたいものです。

この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。