おたく仲間と土日1泊で、北海道帯広の旅。帯広のファミリー企業に転職したばかりの友人の近況をたずねてというタテマエはあったが、実際は知人を勝手に訪問して勝手に遊ぶ旅。
北海道に詳しいH氏の綿密なプランニング、札幌在住のN氏のワイルドなドライビングガイド、2年ぶりのサワコイ君の車中漫談と、旅のサポートも万全で、久しぶりに楽しい旅ができた。
帯広は初めての訪問地だったが、食い物が美味い、空気が美味い、自然がいっぱい、温泉がいっぱい。食い物のなかでも感動的だったのは豚丼。あの質と価格で東京に上陸したら、吉野家やすき屋は壊滅だね。キタキツネにも会ったし、お菓子のハシゴもしたし、地ビールの味比べもしたし、ワタシ的には北海道再発見であった。
北海道・帯広でコストパフォーマンスの高い良質の食い物を食った後では、東京の「グルメ」なるものが貧しく思えてくる。といいつつ、今日は午前中八丁堀で取材、午後も別件ながら八丁堀で取材があったので、昼を八丁堀界隈で済ませようと午前の同行者に「この辺りにうまいランチを出すところ、ないですかね」と聞いたら、「肴屋」を紹介してもらう。
おお、ここは一度、夜に接待を受けた店ではないか。たしかに刺身の品質には驚愕した思いがある。ランチも900〜1000円で品質・ボリュームともに大満足であった。
午後の取材を終え仕事場に戻ったが、どうにも眠くて1時間昼寝。すっきりしたところでチョボチョボ仕事を進め、8時ごろまたお腹が空いたので近所のイタリアン「ino・ino」でハウスワインをハーフボトルとトリッパの煮込みと蟹味噌のパスタとエスプレッソ。びっくりするほどの味ではないが、そこそこ優雅な夕食。野球帽の調理人はいなくなっていて、オーナーが自ら調理。フロアの女の子が新しくなっていた。
雨も上がり夜風が気持ちよい。AYUMI BOOKS でムック「東京生活」の「本郷・湯島」編(えい出版)や、橘玲超訳と銘打つ『不道徳教育』(講談社)などを買って帰る。
より拡張性の高い IntelMac デスクトップが出るまで、しばらくの間は、リースの切れた Quick Silver 2002 G4 で行こうと決め、そのぶん周辺機器による拡張に走る。ビデオカードを Radion 9600 Pro に換え、メインディスプレイに EIZO(NANAO)FlexScan S2410WBK を導入、これまでの Apple Studio Display は DVI to ADC アダプタを介してサブディスプレイとする。解像度でいうと、WUXGA + SXGA = 1920×1200+1280×1024 ということに。
S2410W は評判通り白の明るさが目に痛いぐらいだが、ブライトネスを40%ぐらいにして使うとちょうどよくなった。しかし15年ほど前 SE/30 の9インチモニターからスタートしたわが Mac Life もついにここまで来たか、というか、よくもまあここまでつき合っているなあと感慨もひとしお。
世の中には馬鹿馬鹿しい仕事と、そうでない仕事があると思う。馬鹿馬鹿しいというのは、馬鹿馬鹿しいけど、だれかが必要とする仕事。でも、その仕事をしたからといって、心は晴々ともせず、頭脳は生き生きともせず、身体のみが重たく疲れる。ただ、仕事だからお金がもらえる。そんな仕事。
でも、そういうことはみんなわかってやっている。「だよね〜」と言いながら、「しゃあねぇ〜な〜」と言いながら。その醒めた了解があるから、仕事仲間とは一緒にやっていける。仕事のあと、全然別の話をして盛り上がれる。
でも、馬鹿馬鹿しい仕事を、馬鹿馬鹿しいまでにマジにやろうとするヤツがときどきいる。人にもそれを押しつける。センスが違うな、と思いながら、こちらもつき合うんだけれど、しまいにはイヤになる。
馬鹿馬鹿しい仕事は必要だ。なぜなら世の中の半分ぐらいがそういう仕事だから。疎外論的にいえば、ほとんどの労働から人は疎外され、そこに自分を十全に投影することができない。自己実現のための仕事などというのは、幻想でしかない。でも、それが仕事なんだから、仕方がない。
でもでも、そこんとこの「仕方ない」という感覚ががわかってない人と仕事をするのは、本当に馬鹿馬鹿しい。
今月末日付けで、@niifty を解約することにした。えっ、まだ使ってたの、という声もあるよね。料金設定はダイヤルアップの一番安いやつ(月250円?)で、他に朝日新聞記事検索を1年分できる、asahi.net.perfectってのを月500円で契約していたのだが、振り返ってみるとこの1年全く使っていない。
クレジットカードの請求明細で毎月の請求費目を点検していて、無駄なものはどんどん切っていこうという方針の折、真っ先に槍玉に挙げる。しかも、この記事検索サービスはいざ使おうと思うと、本文表示ごとに1本84円も取れられるうえ、雑誌「AERA」記事など著作権の関係で本文が表示されないものが多いので嫌気がさした。
しかし、かれこれ15年ほど前、私をパソコン生活に誘い込み、知識や友人を増やしてくれたのはNIFTY-Serveだから、いざ脱会するとなると、いろいろと感慨は禁じ得ない。
でも、過去は振り返らないのだ(笑)。
昨日は調布飛行場から小型飛行機、いわゆるセスナ、正しくはパイパー社の「マリブ・ミラージュ」ってのに乗って、大島まで行ってきた。そこで飯食って、露天風呂入って、また30分かけて調布に帰還。
平日の昼間、ふらっと飛行機愛好家のクラブに顔を出して、「ちょっと借りるわ」とクラブ所有の機体で、鹿児島やら南紀白浜やら福島やらまで飛んでいく。そういう超セレブというか、金持ちのボンボンというか、いるんだわ。その人は機体を個人所有しているわけじゃないけど、それやると維持費が年間1000万円近くかかって「大変なんだ」とか。大変さの尺度がワシラとは違うんだけどね。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
_ 小石川ぢ [ルールルルルっ〜。 キタキツネかわいー。 しかし、何故こんな人里でのんびり寝てるのですか? 半野生とか?]
_ ひろぽん [半野生というか、観光客がくれる餌を狙っているらしいです。「悲しい野生」というべきか。]