朝日新聞の土曜特集面で知ったこと。ペシャワール会でアフガニスタン現地医療に取り組む中村哲医師は、火野葦平の甥っ子で、火野が『花と龍』で描いた両親、北九州・若松の沖仲士、玉井金五郎とマンの孫に当たる。京都精華大の池田浩士氏には『火野葦平論』があり、池田氏はまた「日本寄せ場学会」会長で、この学会は会員が年に1週間、日雇い労働に出るという「すごい学会」なんだそうである。
火野葦平は残念ながら読んだことがない。ただ、中村哲については一、二冊、池田浩士は学生時代から折に触れ読んではきた。しかし、あのか細い池田氏の体躯は、はたして日雇い労働に耐えうるのだろうか。
私のささやかな関心空間の中で、何かと何かがぶつかって、小さな火花が散った感じがした。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。