こんな深夜にまでなっても原稿が全然進まないのは、ヘタをしたら自己啓発カルト、ヘタをしなくても擬似科学のコメンテーターの本を読んで、文章化しなければならないからだ。
「あなたは話すとき体が右に傾いているから、左脳派ですね」などと、まだ若そうなセラピストはしたり顔で言うのだ。「あれ、右に傾くのは右脳が重いからじゃないですか」と笑いながら言ってやったが、その皮肉は通じなかったみたい。カバンを右にかけるか左にかけるかにも、脳の構造が関係しているんだと。右脳と左脳の働きの違いぐらいはオレでもわかるが、いまどきそれで人間や組織を分析できるという発想自体が、もう頭悪いぜ。
いや、飲み屋の話題としてならオレも許すが、それで企業向けセミナーなどを開いて高い金を取るという根性が許せない。この手の話は、一見もっともらしくても、きっちりした実証データなど見せることができないのだから、トンデモ系と言われても仕方がないのだ。そういうコメンテーターの話を、いやしくも技術者が読む媒体に載せて大丈夫かよと、編集者には指摘したのだが、これも通じなかったみたい。オレは知らんよ。筆者名なんか出すなよ。
文章プロレタリアートは、ほんと辛い。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
右往左往 (右脳左脳) してるのですね。
文章プロレタリアートかあ。
デジタルドカタとかMacドカタって言葉も聞いたことあります。