スーパーボウルか、そういうのもあったんだな。アメフトはむかし東京ドームができたころ、生で一度日本の社会人チームの試合を観たことがあるが、全然オモロなかった。なんか、動作全体がバタ臭いんだな。人造人間がプレイしているようなコスチューム(とは言わないか)も。誰かあのスポーツの楽しみ方を解説してくれ。
同じフットボールでも、サッカーとかラグビーとか、古式カルチョとかオージーボールとかアイリュッシュ・フットボール(最後の二つは観たことないけど)が、オレはいいな。すっぴんでシンプルなほうがスキ。
小学館の電子百科事典「スーパー・ニッポニカ」の優待アップデートの案内が来ていて、つい申し込んでしまった。百科事典なんて年度版が必要かとも思うが、これ、毎年のように更新しているなあ。この事典と連動したWebサイトに「JapanKnowledge」というのがあって、前から関心はあったのだが、週刊エコノミストの全文が読めることに気づいて入会してしまった。毎月1500円の出費だが、ま、いいか。
少し前の映画『阿弥陀堂だより』をWoWoWで観る。新人賞をもらったきり鳴かず飛ばずの小説家と、先端医療に取り組む女医の妻。妻がパニック症候群の病を得たのをきっかに東京での勤めをやめ、夫婦して夫の故郷である信州の村に帰ってくる。阿弥陀堂を守る老婆らとの触れあいを通して、癒されていく二人。
そこは実は大陸からの引き揚げ者らが戦後、爪に火を灯すようにして開拓した村であり、いまでは過疎化にともなう無医村化という厳しい現実を抱えているのだが、しかしそうした酷薄さよりも、強調されるのは人々のゆったりと心通うさまや、貧しいが精神的に豊かな暮らしぶりである。季節の風景はあくまでも日本的で美しく、川辺で花を摘むわらべらは「夕焼けこやけ」を唱いながら帰宅するという、まるでおとぎ話のような世界である。
同時にこれは死と再生の物語でもある。あるいはさまざまな治癒の過程の物語かもしれない。末期ガンの治療を拒絶して死んでいく、小説家の恩師がいて、まだうら若いのに喉の腫瘍で声のでなくなった美しい娘がいる。女医はその娘の手術にかかわることで、医師としての自信と、「心が死なない限りはそれは病に対する敗北ではない」という新しい患者観ともいうべきものを獲得するようになる。夫婦が一度失った子供、それがまるで恩師の生まれ変わりのようにして夫婦に再び宿ることを告げるラストシーン。阿弥陀堂を守る90歳を過ぎた老婆(北林谷栄が好演)は、実在のというよりは、そのような村人の生と死をつなぐ幽玄の世界に棲む住人であるのかもしれない。
あくまでもヒューマンな、そしてもしかするとすでに失われたかもしれない世界。しかし、たまにはこういう映画があってもいい。
…けれど、それにしたって、どこでどう変わってしまうか、そうです、わからないまま生きていく、明日からのそんな私です。……
いいよなあ、吉田拓郎。最初から逃げ場を作っているしなあ。逃げ場かあ。70年代の学生にとってのキーワード。逃げたほう得だったのか、損だったのか、結局いまもってわからない。
単行本の再校ゲラが終わったので、せいせいした気持ちで、一文寿司→TinyPlaceといういつものコース。TinyPlaceで流れていた井上陽水。あの変わらぬ美声も麗しいが、やっぱり、俺は酔っぱらうと拓郎のだみ声なのだ。
土曜日の試合では、ナカタは今期最高の働き。今期の初ゴールということは、俺もうっかり失念しておったのだが、自分のシュートだけでなく、他の2点もすべて起点はナカタから。ナカタが動くことで、中盤全体が活性化し、ワンタッチパスで自在に陣形を変化させていく。これって、かつてのボローニヤではほとんど信じられないこと。DFラインまでが強固になってきたではないか。
問題は唯一、ポストのように突っ立っているだけで、前を向けないFWターレのみだが、しかし、この選手にこれ以上のことを期待するのは無理。それでもチームはちゃんと点を取る、しかも、そんなに悪くはなかったホームのウディネーゼから3点。ナカタ効果は本物だ。
ウディネはPKのやり直しでせっかくの同点機を失い、ヤンカーが必要もないハンドで再び同点機を失うなど、色々とゴール前のドラマもあり、見応えのある試合だった。
午後、某誌と某誌のビジネス・コラボレーションのお見合い役みたいなことを。といってもたんにそれぞれの編集長と副編をお見合いさせて、話をさせただけだけど。そこで仕事が発生して私に指名されれば、私の仕事ということにはなるが、別にそれを期待してのことではない。頼まれたから仕方なくというのがほんとのところ。
それよか、某社の人体実験にされそうで、怖い。人体実験はともかく、それをさらし者にされるのがなあ。でも、むこうはマジだったし、断り切れるかなあ。
それよか、電気ポットの給水ポンプのモーターが、昨晩、ウィーンと唸ったきり、ストップしてしまった。こんなもの直す人、いまどきいないだろうなあ。ないとやっぱり困るかもなんで、明日新宿ヨドバシあたりで購入するか。
午後からとても重要な外人取材。インタビューの半ば過ぎたころ、テレコ(ICレコーダー)の録音ランプが点いてないことに気づいてガクゼン。焦ったなあ。前半部については取材後、トイレにこもって記憶でメモを追加する。ま、なんとかなるだろけど。
帰りがけ、サワラのソティを作ろうと思って、成城石井で白ワインを買ったつもりだったのに、フライパンに注ぐ段になって、ありゃ、これ「赤」じゃん。深緑色のボトルだったんで色を見間違えたって、俺、ついに目もイカれたか。
しかし、寝てないと、こういうトンでもない失敗があるなあ。
この一週間は取材スケジュールが過密で原稿を書く時間がなかなか取れなかったなあ。夜はサッカーの代表戦もあったし。昨日は、午前:丸の内→午後:品川という展開。午前の取材がけっこうヘビーだったんで珍しく肩が凝る。品川では港南口にそびえ立つ某社の27階から夕闇の品川駅を見下ろす。品川駅ってこんなにでかかったっけ。まさに偉容というにふさわしい。帰りは夕方の帰宅ラッシュに遭遇。むかしこのあたりは製造業労働者という風情のサラリーマンが多かったが、いまはIT系風情だ。若い“勤労者”の背丈がみな大きいので、おじさんは寂しくなる。
君が代で席を立たないと処分される都立高教師。有事の際に民間防衛隊として組織される町内会。銃弾千発を隠し右翼民兵組織を画策していたというじいさん。その他もろもろ。おお、いやだ。
_ ぜっぴ [でもさ,役人が個人の思想信条によって仕事の仕方を変えるっちゅうのも,それはそれで・・・]
金曜日は高田馬場で旧知の飲み会。集合までちょっと時間があったので、久しぶりの馬場を歩く。駅のガード下の、昼は立ち食いそば屋、夜は寿司屋の店で軽くいっぱいひっかけてから会場に。2次会はむかし俺の事務所があったマンションの1階のショットバーで締める。Sと久しぶりに高校時代の話をしたりして。
土曜日、深夜、なぜか突然、豚汁が食いたくなって、冷蔵庫を漁ったら、人参、大根、里芋はあったので、ゴボウと豚肉とコンニャクを買いにセイフーに。こういうときに24時間営業のスーパーってのは有り難い。作っているうちにワイン飲んだり何かつまんだりしていたら腹一杯になっちゃったんで、豚汁は完成したものの、明日のメニューということにする。
日曜は誕生日というのに午後から大川端界隈で取材。月島が近いから、帰りに編集のN嬢ともんじゃ焼きなど食べる。お祝いということで奢ってもらった。後は朝まで原稿書き。4時間寝て、再び原稿書き。ふー。
昨日は午後から霞ヶ関取材。メトロエムのイタ飯屋でスパゲッティを食い、帰宅後仮眠(なんか、寝てばかりいるな)。さて、これから夜っぴて仕事をしようと思う。HSRを金曜日中には終わらせるぞ。そうすれば久しぶりに土日ゆっくりできるはず。春の日射しの下でたまっていた本でも読もう。
■ で、来週末は伊豆なのだが、メンツ集めの進行状況いかがなものか。
■ 机の周りの整理をしてたら、古いハガキがたくさん出てきた。郵便番号が5ケタで、料金が41円の時代の。10円切手を貼ればどうにか送れるかなと思って、懸賞用のハガキにする。
日曜の晩飯は、里芋とイカの煮物、蕪のそぼろ煮、海老とレタスのサラダ。イカの皮がうまく剥けるようになった。海老の背わたを取るのはちょいと面倒。夜食用におにぎりまでつくった。それをほおばりながら、ボローニャ×ユーベを観たり、バレンシア×バルセロナを流しながら、朝まで仕事。
来週はチャンピオンズリーグが再開だし、翌々週はU-23がいよいよだし、さらにその翌週はJが開幕だし、仕事してらんねぇなあ。仙台がJ2降格で一挙に愛想が尽きた薄情サポなんであるが、今季のJ1はどこ応援すっかなあ。つーか、国立でやる試合を中心に観るという、スタジアムベニューに徹するか。
ベスト16ラウンドが始まる。今季から決勝リーグじゃなくてホーム&アウェイでの勝ち抜き戦になったんで、緊迫度が増しているかも。たとえば、敵地でなんとかドローまで持ち込む渋いレアル。きわめてバランスの取れたプラハなど、新鮮だ。
右翼民兵組織・建国義勇軍を別働隊にもつ「刀剣友の会」前最高顧問の西村真悟。てっきり逮捕・収監されてたと思ったら、25日の教育基本法改正促進委に白昼堂々登場し、法改正の狙いを「国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」と発言(朝日朝刊)。おまえがまず命投げ出せ、って。おれはやだよん。
しかし、ちょっと前までトンデモ系だと思ってた香具師らの言うことが、国民の多数意見になる時代なんだよねえ。そろそろ亡命を考えねば。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
_ ぜっぴ [お,単行本,出るんですか?]
_ ひろぽん [そ、ハゲの本。ま、PR本です。]