セリエAもスペインも開幕だ。ウィークエンド・サカオタと化して、いやあ、観まくりました。エヴァートン×リバプール、トッテナム×フルハム、レッジーナ×サンプドリア、Rマドリード×ベティス、インテル×モデナ、ユベントス×エンポリ、ボローニャ×パルマ……。計14時間ですか。新聞を読む暇なんてないわな。ましてや仕事なぞ。ほとんどテレビの前でソファに緊縛状態。他にもいくつか録画しているけど、録画するとたいてい観なくなっちゃうんだよね。
ワタシ的に面白かったのは、やはりレアル×ベティス。ベッカム、ロナウドがどうのこうのじゃなくて、ベティスは今年も面白いということ。でも、あと1点が取れなかった。はや、レアルを倒すのはどこか、ということに興味が絞られてくる。それにしても、WoWoWのリーガ獲得問題は尾を引きそう。
もちろん、パルマ戦も堪能。アドリアーノの下に3人並べますか。モルフェオの気配りもあって、昨シーズンよりはバランスが取れてきた。ナカタも良かったし。スタメンで追加点を取れないとなると、トップ下3人を左から順番に交替させて、最後のマルキオンニ(→アドリアーノへクロス、ヘッド)でなんとか点を取る。これも一つのパターンかもね。
あと、ユーベは、今年も行くかな、と思わせる出来。
わからないものの名前に、最近の音楽バンドがある。たとえば「ミッシェル・ガン・エレファントが解散発表」というニュースがあったりするのだが、この「ミッシェルなにがし」って、その演奏はもちろん、その名前さえ聞いたことも見たこともないんだな。つまりオレの中では存在しなかった。存在しなかったものの名前が、消滅するときだけ、オレの目に飛び込んでくるというのは、やっかいだ。なんか、脳内データの整合性が崩れるようで、気持ち悪い。できれば、その誕生も死滅も、オレの知らない世界で完結してほしかった。
ちなみに「エレファントカシマシ」ってのは名前は聞いたことがあるが、ずっとお笑い系の人たちかと思っていた。そうじゃないの?
久しぶりに新宿のバーで飲む。最近、地元でもあまり夜遊びしてなかったんだけれど、今日は妙に体調がよかったので、深夜2時半まで。新宿3丁目のバー「Martha」は、トム・ウェイツの曲からの命名だったのか。
フリンの匂い濃厚な、代理店の仕事のできる課長とその部下の髪の長い女みたいなカップルとか、2時過ぎに一人でバーに立ち寄る、編集系女とか、うわお、このギョーカイっぽさも久しぶりだなあ。
お手数をおかけしました。
Euro2004予選。ウェールズが調子がいいというので関心をもったが、たしかに前半は堅い守りとカウンターで、悪くとも引き分けまで行くのではないかと思わせた。しかし、この堅守も後半15分過ぎには崩壊。インザーギのハットトリックなどで、イタリア4-0で勝利。グループ首位に立つ。大会の序盤は調子が出ないが、なんだかんだで本選に出場し、いいところまで必ずいくという、スロースターターぶりは相変わらずだな>アッズーリ
テレビで全国チアリーダー選手権みたいなのをやっていた。なぜ彼女たちは、わけのわからぬ言葉(英語?)で掛け声をかけ、まるで舞踏病のように始終飛び跳ね、人間台座から落っこちても作り笑いを絶やさず、点が高くても低くても大げさに抱き合って喜び合うのだろうか。アメリカ人がやるなら、まだ本場だけにサマになるのだが、日本の若い女子の集団演技としては、相当異和感を感じるのだ。
ふと連想したのが、北朝鮮の美女軍団。これとよく似ている。もちろん文化のベースは違うけれども、その作風みたいなのが……。美女軍団に違和を感じる人は、チアリーダーにも違和を感じるべし。
同様なことを前にも感じた。少し前にフジテレビで「北朝鮮のテレビはこんなにおかしい」と笑いものにする番組があった。旧正月の家族対抗ゲーム合戦みたいなので、突然輪になって踊り出したり、歌い出したり、たしかにおかしいことはおかしいんだけれど、オレが連想したのは同じフジ系列の「笑っていいとも」。まるでよく似た、喧騒であり、ノー天気ぶりだ。日本では、旧正月でもないのに、こういうことを毎日やっているんだから、北よりももっとおかしいかもしれない。人のフリみて我がフリ直せよ>フジテレビ。
_ kusa [ひろぽんさん それにしても参照数がすごいですね]
最近はネットで色々調べられるから、アルハンブラのグラナダから保養地コスタ・デル・ソルのマラガまでバスで出て、さらにバスで周辺の「白い村」を回ってマラガに戻り、さらにそこから夜行の寝台列車でバルセロナへ、なんてことまで、時刻表付きで詳細に旅程を設計できる。これは楽しい。行ってみたら全然違うなんてことは当然あるけど、そのギャップもまたバーチャル・トリップの楽しみ。
少なくとも使えないインストール・ウェアと格闘しながら、残り少ない人生を無駄に消費するよりは、ずっと心の精神衛生上はよいのではないか。ま、人はそれぞれだけどさ。
スペイン本を続々購入中。バルセロナ、アンダルシア、それぞれ関連の本を読んでいると、街と人々がなかなか魅力的。とりわけバルセロナ。南フランスの文化圏ともいえるし、より広く地中海文化圏ともいえる。カスティリヤのスペインとはまた違う表情を見せてくれるだろう。これまで、スペイン、カタルーニャといえば市民戦争とサッカーのことぐらいしか知らなかった。市民戦争の記憶などは、もう街からすっかり失せてはいるのだろうが……。
スペイン語も入門本を10ページ(笑)ほどカジる。そういや、この前、山の手線で次の駅を教えたのは、たぶんスペイン語圏の人だ。なかに英語が話せる人がいたので、英語で教えたが、いまなら「ア・ドンデ?」(Where?)と聞ける。ただ、いきなりスペイン語で答えられても、困るのではあるが。
リーガ・エスパニョーラ(リーガは女性名詞か)の03/04年鑑をスペインから送ってくれるサービスがあって、オーダーした。日西対訳の用語集もつけてくれるという。
世界的に著名らしいオランダのドキュメンタリー映像作家ヨリス・イヴェンスが1937年に撮ったスペイン内戦のドキュメンタリー。99年に山形国際ドキュメンタリーに映画祭で回顧展が行われ、その際上映されたらしいが、ビデオ・DVDでの入手は難しいだろうなと思っていたら、なんとデジタル化されていて、ファイルをダウンロード販売するサービスがあった。(株)モーションプロ。モノクロの粗い画面だが、当時の雰囲気はよく伝わる。ちなみに、ナレーションはかのヘミングウェイが担当。しかし、こういうフィルム・アーカイブも面白いなって、ちょっと感心。
やーい、レアル・マドリッド、バレンシアに完敗。ザマミロ。たしかにレアルはいま世界で最も美しいサッカーをするチームだけれど、その美しい琴線もときにはびょろーんと緩むこともある。バレンシアは、全ての試合とはいわないが、ときおりその美しさでレアルをしのぐことができる、数少ないチームの一つだ。カナメはやはりアイマール。
WoWoWじゃ、ベティス戦なかなかやらないからなあ。仕方なくバルサなんかを観ているが、どうにも今年はパッとしない。それよか、バレンシアが面白い。これも生で見たいなあ。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
_ Y氏 [やっぱ「かしまし娘」からの発想かな?(笑)]
_ kusa [エレカシの宮本なにがしってのは何度か見たことありますぜい]