太田誠一という議員のWeb。
「それぞれの時代、それぞれの国民の多くが人生の中で大切に思うことつまりコモ
ンセンスは、私たちの国には無いのでしょうか」
何を言いたいんだろう、この人。世の中、常識ってのがあるでしょう、ってこと?
そりゃ、あるでしょう。でも、それは政治家が言うべきことではない。あなたた
ちはそもそも哲学者でもモラリストでもないのだから。
「私たちは人の心の卑しさだけを言い募る時代ではなく、人の心の底にある気高さ
を信じ確かめ合う時代を取り戻したいと思います」
この人の文章はよくわからない。「時代を取り戻す」というのはどういうことか。
「人の心の底にある気高さ」とは、何か。こうした抽象的言辞の奥底に、「レイプ
するぐらい元気」というきわめて俗っぽい本音があるわけで。俗人であれば許され
たであろう発言。田原総一郎の挑発に乗ってしまっただけで、別にこの人の本質が
性差別主義だとは思わないけれど、挑発に軽々と乗ってしまうところが、言説を主
要な道具とする政治家としてはきわめて危ういものがある。
ま、ふだんその人の顔も名前も一致しないオレのようなものにも、議員のWebを閲
覧させたというだけでも、発言の宣伝効果はあったということだが。
でもさ、少なくとも「お詫び」でも「言い訳」でもいいから、Webに載せないとい
かんでしょう、青少年対策本部長経験者としては。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。