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ひろぽん小石川日乗

心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば

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「ひろぽんの南イタリア旅行記」はこちら。

2003-06-27 (Fri)

太田誠一

太田誠一という議員のWeb。

「それぞれの時代、それぞれの国民の多くが人生の中で大切に思うことつまりコモ

ンセンスは、私たちの国には無いのでしょうか」

何を言いたいんだろう、この人。世の中、常識ってのがあるでしょう、ってこと?

そりゃ、あるでしょう。でも、それは政治家が言うべきことではない。あなたた

ちはそもそも哲学者でもモラリストでもないのだから。

「私たちは人の心の卑しさだけを言い募る時代ではなく、人の心の底にある気高さ

を信じ確かめ合う時代を取り戻したいと思います」

この人の文章はよくわからない。「時代を取り戻す」というのはどういうことか。

「人の心の底にある気高さ」とは、何か。こうした抽象的言辞の奥底に、「レイプ

するぐらい元気」というきわめて俗っぽい本音があるわけで。俗人であれば許され

たであろう発言。田原総一郎の挑発に乗ってしまっただけで、別にこの人の本質が

性差別主義だとは思わないけれど、挑発に軽々と乗ってしまうところが、言説を主

要な道具とする政治家としてはきわめて危ういものがある。


ま、ふだんその人の顔も名前も一致しないオレのようなものにも、議員のWebを閲

覧させたというだけでも、発言の宣伝効果はあったということだが。

でもさ、少なくとも「お詫び」でも「言い訳」でもいいから、Webに載せないとい

かんでしょう、青少年対策本部長経験者としては。



この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。