ハイベリーのロンドンダービー。フルハム、守りきりました。しかし、ゴール・アテンプトは30対5ぐらいじゃなかろうか。枠内シュートも同じぐらいの比率。アンリ、ベルカンプ、リュングベリ、さらにはカヌーまでも、寄ってたかってファンデルサールに浴びせるシュート。これを全部きっちり止めてました。いやあ、しびれるわ。稲本もフル出場。多少のミスはあったけど、チーム戦略を守り、守備に徹して勝ち点1に貢献というところ。スコアレス・ドローでもこんなに手に汗握る試合ってあるんだね。
「無秩序だけを標榜するテロが攻撃を加えてきたら、反撃して殱滅するのが軍隊ではないか」
要は外国で日本の軍隊というものを示したいだけなんだろ、外交官の死もまたおのれのヤクザな政治的野心のために利用して……。戦争をやりたいのだったら憲法九条変えてから、自分が指揮官で行けや。いまイラクで起きているのは米国と同調国によるイラク占領と、それに対する反占領闘争だ。テロと呼んでもいいが、それなら米国のイラク攻撃も「大テロ」と呼ぶべきだ。
日本人外交官の悲劇については、米軍による誤射も疑うべきという記事もある。少なくともいまこの時期にティクリットに行くべきではなかったという浅井久仁臣氏の指摘も頷ける。
そういや、先週の金曜日のことだけど、地下鉄丸の内線・後楽園駅で人身事故の現場に遭遇してしまった。というか、駅に向かうときから救急車のサイレンの音がうるさくて、何だろうと思って駅のプラットフォームに上がったら人だかりがしていて、対面の池袋行きの電車が停まっている。駅員総出、警官や白衣の人も。そのうちゆっくり電車を動かしたら、プラットフォームの下の待避空間のところに人が横たわってて、駅員が手当をしていた。すぐに青いシーツが覆われて、その内側で担架にかつがれた模様。ちらっと見る限りでは、その転落した(か、飛び込んだか)人、出血はないみたいだけれど、ピクとも動かない。
その間、こちら側の電車も入線しない。約束の時間が迫っていたんで、丸の内線をあきらめ南北線に乗り換えたんだけれど、あの人、大丈夫だったんだろうか。
しかし、ああいうときでも携帯のカメラでぱしゃぱしゃ写す野次馬がいるんだね。私も火事だったりしたら撮ったかもしれないけど、人が倒れているのを撮影するのは、やっぱり躊躇する。
中学校で公民の授業を見学する機会があった。GISを授業に活用している先生。ま、GISそのものはどうってことないんだけれど、最近の中学社会科ってすごいのね。「ファーストフード店が新店舗を立地しようとしています。地図上で最適な場所を探しなさい」って、立地マーケティングのお話なのよ。で、ProAtlas で地域のマクドナルド立地という地図を見せてから、班に分かれてディスカッション。「ここは高校のそばだけど、高校生ばかりたむろすると近所の人が入りにくいからダメだよ」とか「独身寮のそばは、遅く帰るサラリーマンが食べに来るからいい」とか。ま、マーケとはいっても、あやふやな社会知識で好きなこと言っているにすぎないんだが、俺の厨房時代を振り返るとまさに隔世の感。
しかし、中学生に立地マーケティングの基本なんか教えてどうなんだろう、という疑問はぬぐえず。そこまでやるんだったら、マクドは反グローバリズム運動の標的になっているとか、ファーストフード産業は環境破壊の元凶の一つとか、そういうことまで教えてやってくれ。
金曜日はずっとおうち仕事で原稿を書きながら、忘年会のメールがばんばん。MuONも含めたら立て続けに4件決まった。すでに1件こなしているから、いまのところ年内計5件か。もしかするともう1、2件入るかも。去年の12月は4件だったらから、今年はみんな景気がいいのかしら。
日本のマスコミってのは、なんでこうもお涙記事にしたがるのかね。
イラク外交官殺害事件。イラクの子供たちのため復興に全力を挙げていたのに、それをテロリストに妨害された。小泉も行くぞ、自衛隊も弔い合戦だ、早大ラグビー部も応援するぞ、応援しない日本人は「非国民」だぞ。ってか。
イラク復興って何なのよ。米軍が破壊した後始末じゃないの。「イラク再建は、経済的に見てもバカげている。米国の占領のもとでのイラク復興などけっしてありえないだろう」と、マイケル・ドライナーはいう。なぜなら、イラクの復興は債権国が約1000億ドルを越える債務帳消しを認めない限りありえないが、他国の債務問題にも波及するため、実現の可能性は薄いというのだ。
つまり復興の枠組みを根本的に変えない限り難しいということ。下手をすればイラクは永遠の占領状態のもと、石油という富を収奪されたまま、世界の最貧国に転落する。その枠組みをどう変えるかということにこそ、外交は冷静に智恵を絞らなければならないのではないか。日本のプレゼンスということを、外務省は完全に誤解している。
百歩譲って、奥克彦氏らの行為が善意に基づく、外交的手段の最も人間的な表現だと認めるのなら、同時にいまイラクとその周辺で活動するさまざまなNGOにも同様の評価が与えられなくてはならない。外交官の殉職には多額の弔慰金と天皇からの勲章で応じ、NGOには冷ややかな視線。バグダッドで戦争の阻止を訴えた「人間の盾」はバカ扱いされた。結局、外交官らは「イラクのため」ではなく「お国=日本のために闘った」として祭り上げられる。世が世なら、靖国神社に葬られるべきと、石原慎太郎なら言うだろう。
死者の意義は、いつもこうして国家によって簒奪される。再びそれを繰り返すのか。
地上波デジタル化を記念して、NHKが「世界遺産の旅スペイン」という特番をやっている。ジブラルタルからサンチェゴ・デ・コンポステーラまでハイビジョン中継車を走らせて、多元生中継だと。先週はかなり見逃してしまったが、日曜日の総集編は堪能。木村尚三郎、岡村多佳夫の解説付き。他に逢坂剛、村治佳織、原田美枝子ら。
アランブラ(アルハンブラを現地読みに近く発音するとこうなるんだって)って、へぇ、こうだったんだと勉強になったし、アルバイシンの洞窟フラメンコでは俺たちが行ったのと同じ店、同じダンサーが出てきて嬉しかった。一緒にステップを踏んだおばさんダンサーも出てきたぞ。
地上波のデジタル化が始まって、ハイビジョンに耐えられるコンテンツがどのぐらいあるかとも心配されるが、NHKがあるじゃないか。日本の民放はもし対抗しようってんだったら、視聴率を競う前に企業を整理統合してコンテンツ強化を図ったほうがいい。ま、ワシは地上波見ない人だから、NHKとWoWoWとスカパーがあればいいんだけどさ。
_ Y氏 [今の民放って既に自前でコンテンツ作ること出来ないんじゃない?殆ど外注で...]
日曜日は旧友A氏来訪。パソコンの設定。まだ MacOS は 7.5。懐かしいのお。進化しない彼のマシンに、不思議な感慨さえ。アクセスはFreePPP。それと知っていれば、電話かメールで設定変更を教えられたものを。
設定は5分で終わり、昔の知人の近況など久しぶりに四方山話。茗荷谷まで歩いて、一杯やる。帰宅後、トヨタカップを見ようかと思ったが、寝てないので仮眠。10時過ぎにNさんからのTELで起きる(出なかったけど)。ユーベ×パルマ戦を観るが、4−0で完敗。全然歯が立たない。ナカタは後半投入だが、点にからめず。彼の動きは悪くなかったが、他の選手とのコンビネーションに難あり。反対に、ユーベはデル・ピエロ、交替するとすぐに得点、ネドベドへのアシストであっという間に2点追加。効率いいわ。
で、また寝て3時間後に起きて、ベティス×バレンシア戦。バレンシアのバランス最高の堅い守備に恐れ入る。結局、前半早々の実に見事なオウンゴールの1点を守って、バレンシア逃げ切り。ベティスまた順位を落とす。
ベティス戦の後に仕事。原稿1本。それから取材に。帰ってきてから、こりゃまた明日朝まで原稿書きだな。
昨日は恵比寿の東口方面にある標題の店で、M女史、Y氏とミニ忘年会。創作イタリアン。料理もワインも接客もパーフェクト。で、一人1万円はリーズナブルじゃないかな(といっても支払はD社もち)。ここ、ネットに紹介されてないけど、また行こう。
イラク問題から地域商店街の活性化プランまで会話も弾む。互いに仕事を通しての知り合いだけれど、それぞれ会社も所属も違うから、下手に会社のグチや人事話で終始しないのがいい。でも、最後になってY氏が最近バツイチになったと告白し、ちょっと驚いたけど。
今日の未明というか、感覚的には昨晩からずっと起きている。で、原稿を昔風の数え方だと20枚+6枚書いて、まだ眠くないのだ。しかし、書きすぎだわな。後で自分で読んでも内容が伴ってないわ。
というわけでうまいぐあいにスリープモードにソフトランディングすべく「明石」で2合×2本飲むが、全然酔わない。隣にどこだか知らんが、編集者さまが飲んでおりまして、余計酔いが醒めたっつーこともあるんだが。
昨日は、M氏の編プロの忘年会。Mのところの外注スタッフばかりだが、みんな若くて知らない顔ばかり。結局、M、K氏とだけ話して、体調不良もあり一次会で退散。なかに、鄙には稀なって感じの、すごく可愛い少女のような娘が紛れ込んでいたんで、ありゃ、なんだと聞いたら、誰かの知り合いで、KO大の1年生で、ライター志望なんだと。即座にK氏曰く「可愛いライターってまれにいるけど、5年もこの仕事やっていると可愛くなくなるんだよなあ」。ギョーカイの真実を突いていて、爆笑。
そういや、Mのところの若手の編集のKBクンとも久しぶりに遭ったが、結婚してから肥満した様子。で、「GyazMailのMLではお見かけしてます」って。ほぉ、GyazMail を選ぶとはセンスいいじゃん。
_ Y氏 [Gyazmail MLに入っているなんてセンスいいじゃん :-)]
昨晩、なんとはなしに、一般視聴者の参加するNHKーBSの討論番組を観ていたら、あれれ、もう15年以上も前につきあっていた彼女が、その視聴者席に座っているではないの。一般視聴者といっても、全員が名札をつけている。姓は違うのはその後結婚したからだろう、下の名前がそうなんで、やはりあの人だろう、すっかりおばさんになったけど、面影は残っている。
テーマは「公教育に競争は必要か」みたいな。学区選択制とか株式会社立の学校などについて、ICUの教育学者と経済界代表みたいな2人の論客が、テーマごとにゲストを呼び、取材テープを間にはさみながら議論する。彼女にも子供がいて、だから教育への関心が高い、ってことなのか。お元気でなによりではありました。
なんだみんな今日で仕事納めなのかあ。おれ、そんな状態じゃないんだけど。俺だけか。ま、取材が入らなくてよかったけど、のんびり正月休みしている状態じゃないんだなあ、これが。
しかし、11月のスペイン旅行がたたってか、この2カ月の収入は激減じゃあ。年収的にも前年比2割減。海外出張って、経済的にはワリに合わないな。でも、いいんだ、これからはスローライフに生き方変えるんだ、って、ある人にいったら「広重さん、昔から原稿の上がりはスローじゃん」ってさ。アハ。
_ Y氏 [山田くぅーん、座布団一枚(笑)]
土曜日は、急遽入ったA社の忘年会。社長のW氏とは彼がフリーランスのコピーライターをしているときからの15年来の知人で、その後、デザイン事務所、Web制作会社、オリジナル・コンテンツビジネスへと事業拡大していくのを、つかず離れずっていう感じで付き合っていた。最近はIPO狙いでVCからも出資の声がかかるという。「下手に上場すると2ちゃんねるあたりで叩かれるからいやだ」とW氏はいうけど、それは一種のテレでしょう。上場前に株を分けてくれ、と頼み込む、貧乏ライターの私(笑)。
忘年会の場所は、W氏のオカマバー好き(オカマ好きではない)で、例年のごとく新宿二丁目。しかしここのオカマさんたちは喋りも芸も一流やわ。「いちびり」という大阪弁を教わる。
この日記について、筆者は必ずしも内容の信憑性を保証するものではありません。あしからず。
_ fj [この当たりイベント(^_^;)でまれに行きますが、屋形船、結構留まってますよね。乗ったことないですけど、中はどんなの..]
_ ひろぽん [一度乗ったことあるけど、中はお座敷。ビール、お酒と魚の天ぷらなんかが出るかな。まあ、期待したほど風情のあるものじゃな..]