- 2009/09/24 6:18 AM
- book
小熊『1968』上巻を終え、下巻を200ページほど進む。A氏の引用増えてくる。かつての自分(の一部)と向き合わされる思い。見事なまでの整理的論述(内容がないという意味ではない)。
あまりにも分厚い本のためか、ネット書評はあまり上がっていない。その中の一つから、サンケイ新聞が「さらば革命世代」という連載をしていたということを知る。
原田眞人の映画に刺激されて読んだ、横山秀夫『クライマーズ・ハイ』も相当面白かった。映画は原作との異同が少々あるものの、基本は原作に忠実で、小説の臨場感を巧みに写し取っている。
かつて友人の一人が、「ドキュメンタリータッチの新聞記者小説と見るか、家族愛をからめたビジネス小説と見るか」と言っていたが、その両方を満たす希有な傑作。ただ、今のところこれが作者の最高作というのが世評だろうか。
ふと、あの日航機に乗務していたスチュワーデス(当時はフライト・アテンダントなどという言い方はしなかった)の一人と、生前、一緒に飲んだことがあることを思い出した。
- 新しい: 山本直樹 『レッド』
- 古い: 死へのイデオロギー パトリシア・スタインホフ著